心臓血管外科へのいざない
日本には35万人の医師がいます。その中で、心臓血管外科専門医として活躍している医師は約2600人。
すべての医師の中でわずか0.7%しか存在しないスペシャリストです。
心臓血管という、人の生命を直接支える臓器を相手にする。循環器内科や麻酔科、看護師、臨床工学技士――多くの仲間と築くチーム医療の中で、最後にメスを握り、自らの手で命を救う。手術の質が患者さんの予後を大きく左右する、そのため大きな責任を伴う、それが心臓血管外科という診療科です。
その道は決して平坦ではありません。高度な知識と技術、確かな判断力、絶え間ない研鑽と準備、そしてチームを指揮して質の高い医療を築く力が求められます。
けれど、その道を一人で歩くわけではありません。先輩が背中を見せ、仲間が支える。そして私たちの学会も、皆さんが長く働き続けられる環境をつくることを、大切な役割だと考えています。
その先には、患者さんやご家族の笑顔、何物にも替えられないやりがい、仲間との結束、そして生涯にわたって成長し続けられる環境があります。
「自分にもできるだろうか。」
第一線で活躍する心臓血管外科医も、かつては皆さんと同じ医学生・若手医師でした。
このページでは、「Career Case Report」と題して、さまざまな心臓血管外科医たちの歩みを紹介します。大学病院で教育・研究に携わる医師、地域医療を支える医師、海外に挑戦する医師、大人やこどもの心臓に向き合う医師、血管の病気に向き合う医師。性別も、歩んできた道も、実にさまざまです。それぞれの姿に「未来の自分」を重ねながら、ぜひご覧ください。
- 脚注
- 医師数:厚生労働省「令和6(2024)年医師・歯科医師・薬剤師統計」届出医師数 347,772人
- 心臓血管外科専門医数:心臓血管外科専門医認定機構(2026年9月現在)2,604名










